偽造した送金スリップを店側に見せて食事や給油を繰り返していたカップルが、ハートヤイで逮捕された。ソンクラー県裁判所の逮捕状に基づく検挙で、2人は各地で同じ手口を繰り返す常習犯だった。
逮捕されたのはサラウットさん(33歳)とポンナパーさん(32歳、交際相手)。2人はスマートフォンで送金画面のスリップを偽造し、ガソリンスタンドではフルタンクを入れた後に偽スリップを提示。麺屋でも食事の後に偽画面を見せて立ち去る手口を常用していた。
4月16日、ハートヤイ署の捜査班がクロンヘー地区の路上でトヨタ・ヤリス(グレー)を発見。2人は警察に気づいて逃走を図ったが、取り押さえられた。直前にはパッタルン県でも同じ手口で犯行を重ねていたという。
タイでは個人間送金アプリの普及でQRコード決済が日常化しており、店側はスマホ画面の送金スリップを確認するだけで代金を受け取る。偽造スリップの被害は以前から問題になっているが、店員が入金通知を即時確認しないことが被害を広げている。
スタンドや飲食店で「スリップを見せて払った顔をする」だけの単純な手口が通用してしまうタイの決済事情は、観光客にとっても他人事ではない。店側に入金確認を催促されることが増えるかもしれない。





