パヤオ県のグアンパヤオ湖畔周辺で2026年4月15日(ソンクラーン最終日)、若者グループ数十人が集団乱闘を起こし、観光客が逃げ惑う事態となった。地元警察が急行したが、到着した時点では加害グループが既に散り散りに逃走していた。
目撃者によると、双方のグループが最初は口論を始め、アルコールの影響下で急速に暴力に発展した。手拳・蹴りのほか、一部ではボトルなどの物を投げつける様子も確認された。観光客は突然の乱闘に驚き、水かけ祭りの人込みの中で混乱が広がった。
グアンパヤオはパヤオ市の象徴的な湖で、仏教寺院がある島が浮かぶ風光明媚なスポットだ。ソンクラーン期間は地元住民と近隣からの来訪者で特に賑わう。観光地での乱闘は「パヤオの観光イメージを傷つける」として地域メディアとSNSで批判が相次いだ。
タイのソンクラーン期間は年間を通じても特に暴力事件が集中するシーズンだ。国家道路安全対策センターの統計では、ソンクラーン7日間の交通事故死亡者数は毎年300〜400人規模に達する。暴力・飲酒絡みのトラブルも全国で年間数百件以上が警察に届けられている。
警察は現場でのCCTV映像の収集と目撃者への聞き込みを続けているが、集団乱闘の場合は主犯の特定が難しいケースも多い。県警は「ソンクラーン期間の飲酒・暴力ゼロ」を掲げて毎年呼びかけているが、若い世代へのアルコールの影響と「祭り気分」の混合が抑止力を下げる要因となっている。


