ソンクラン帰りのバイクで走行中だったユースサッカーチームの14〜13歳の少年4人が、4月13日夜にルーイ県チェンカーン郡の国道201号線でピックアップトラックにはねられ全員死亡した。その後の捜査で、運転手の体内から覚醒剤(ヤーバー)の成分が検出された。遺族は「最高刑の死刑を科してほしい」と訴えている。
事故の状況
事故は4月13日の午後10時ごろ、ルーイ-チェンカーン区間のナーボン村付近で発生した。4人の少年はソンクランの水かけを楽しんだ後、バイクで帰宅途中だった。対向車線を越えてきたピックアップトラックが正面から突っ込み、4人全員が現場で死亡が確認された。
死亡した4人は、パッタラポン・カンヤープラシット(14歳)、ポンピパット・シーカム(14歳)、チャウナコーン・ブッダ(13歳)を含む少年たちだ。全員が地元のユースサッカーチームに所属しており、夢を持ち活動していた選手たちだった。
運転手に覚醒剤成分
翌4月14日、警察はトラック運転手を特定して薬物検査を実施した。結果、体内から覚醒剤成分が検出された。運転手は薬物の影響下で運転していた疑いが濃厚で、逮捕・送検された。
タイの法律では、薬物使用下の運転により人を死亡させた場合、道路交通法違反に加えて過失致死罪が適用される。悪質性が認定されれば刑が加重される可能性もある。
遺族の怒りと社会的反響
被害者の家族は翌日に地元メディアの前に立ち、「最高刑、死刑にしてほしい」と訴えた。少年たちがサッカー選手だったこともあり、この事故はタイ全土で大きな反響を呼んだ。
2026年のソンクランは7日間(4月11〜17日)の「7日間危険」期間に多数の死亡事故が報告されたが、このルーイ県の事故は覚醒剤運転という悪質さから特に注目を集めた。ソンクラン帰りの4人の命が、薬物を使って運転した男の暴走で一瞬にして奪われた現実は、タイ社会に重い問いを投げかけている。