4月13日午後4時半、バンコクのラマ4通りでソンクランの水かけを取材していた女性記者が、通りすがりの男に尻を鷲掴みにされた。パトゥムワン警察署の巡回警官がその場で男を取り押さえ、わいせつ行為の容疑で現行犯逮捕した。
記者は取材の合間にスマートフォンで原稿を打ちながら歩いていた。突然、左の尻を強くつかまれる感触があり、振り返ると男が追い越して歩き去ろうとしていた。記者はとっさに英語で「Where are you from?」と声をかけた。外国人かどうかを確かめるためだった。
男は英語で「I'm from Bangkok」と答えた。それを聞いた記者はタイ語に切り替え、「タイ人じゃない。なんで人の尻を触るの」と詰め寄り、報道記者の身分証を見せた。すると男は一転して逆上し、記者に襲いかかろうとした。
近くで交通整理にあたっていたパトゥムワン署の巡査が叫び声を聞いてすぐに駆けつけ、男を制圧した。容疑者はメタシットと名乗るタイ人男性で、わいせつ行為の容疑で身柄を確保された。
ソンクラン期間中のセクハラや痴漢はタイで毎年深刻な問題だ。今年も水かけ後に女性の頬にキスした男が彼氏にナイフで刺される事件が起きている。タイの裁判所は「水かけ祭りの最中であっても性的な接触は犯罪」と警告を出しており、最高で懲役15年が科される可能性がある。バンコク都内では警察の巡回体制が強化されており、今回は即座の逮捕に至った。



