4月13日午後4時ごろ、パタヤ沖に浮かぶコーラーン島の南側で男性の遺体が見つかった。島の名所「巨人の崖」近くのパラグライディング発射台に上がった選手が、強い異臭に気づいて崖下を覗き込んだところ、約20m下の岩場にうつ伏せで倒れている人を発見した。
通報を受けたパタヤ市警察署の捜査チームと鑑識班、地元の救助団体が現場に急行した。発射台は海抜300m超の山頂にあり、捜査員は徒歩で山を登る必要があった。崖は垂直に近い90度の断面で切り立っており、遺体はその真下に位置していた。
男性は黒いTシャツにジーンズ、白いサンダルという軽装で、そばには黒いバッグや保温シート、携帯電話が残されていた。検視の結果、死亡から少なくとも72時間が経過していた。ソンクラン連休前の4月10日ごろに転落したとみられる。警察は、崖上の広場で寝転んでくつろいでいた際に足を滑らせた可能性が高いとみている。
遺体の回収は困難を極めた。救助隊員がロープで崖を懸垂下降して搬出にあたり、約1時間を要した。
コーラーン島はパタヤからフェリーで約30〜40分の距離にある人気の離島で、日本人旅行者も多い。透明度の高い海やパラグライディングが楽しめるが、過去にも島内で旅行者の溺水事故や山中での遺体発見が起きている。高台には転落の危険がある場所もあり、散策時には足元に十分注意したい。


