タイ北部で飼い犬とみられる3匹の犬が鶏小屋に侵入し、飼育されていた鶏20羽をかみ殺す被害が発生した。もう1羽も瀕死の状態で、被害総額はおよそ5万バーツ(約20万円)にのぼる。
被害に遭った鶏小屋の持ち主である男性によると、犬たちは夜間に小屋へ忍び込み、次々と鶏に襲いかかった。朝になって小屋を確認したところ、鶏が血まみれで倒れている惨状が広がっていたという。かろうじて生き残った1羽も深刻な傷を負っており、回復の見通しは厳しい状況である。
男性は犬の飼い主に対し、被害の弁償を強く求めている。タイでは野良犬や放し飼いの犬による家畜被害がたびたび問題となっており、特に地方部では鶏や家禽を庭先で飼育する世帯が多いため、犬による襲撃は深刻な経済的打撃となる。
今回のケースでは犬が3匹で集団行動していた点が特徴的である。犬は群れになると狩猟本能が強まり、単独の場合よりも大きな被害を引き起こすことが知られている。鶏小屋の構造や防御策の見直しも今後の課題となりそうである。
被害者の男性は飼い主の特定と責任追及を急いでおり、地元当局にも相談を始めている。タイの法律では、飼い犬が他人の財産に損害を与えた場合、飼い主が賠償責任を負うことが定められている。