ナコンラチャシマ県(コラート)のパクチョン郡ノンサハライ地区にある大型倉庫で火災が発生し、倉庫内で飼育されていた犬17匹が全頭焼死する惨事となった。
火災は倉庫全体に急速に広がり、消防隊が現場に駆けつけた時点ですでに建物は激しく炎に包まれていた。倉庫内には母犬と子犬が複数の犬舎(ไม่กี่คอก)に分かれて収容されており、逃げ場を失った犬たちは煙と炎から逃れることができなかった。鎮火後に確認した結果、母犬と子犬あわせて17匹が焼死しているのが確認された。
パクチョン郡はコラート市街地から北西に位置し、カオヤイ国立公園に近いエリアだ。観光農園やリゾート施設が点在し、週末には多くのバンコク市民が訪れる地域でもある。倉庫には保管物資があったとみられ、火元や出火原因については当局が調査を進めている。乾燥した暑季は倉庫での火災が起きやすく、電気系統のショートや放火が主な原因となるケースが多い。
タイでは動物愛護の意識が近年高まっており、飼い犬が無事でいるかどうかが多くの人々の関心を集める。今回のように犬が複数頭焼死した事故は、SNS上でも大きな反響を呼んだ。タイ動物愛護団体は「飼育施設には脱出経路の確保と消火器の設置が不可欠」と繰り返し訴えており、ペット・繁殖施設での防火対策の重要性が改めて注目された。
タイでは野良犬問題が社会的な課題として続いている一方で、ペットとして飼われる犬の数も増加傾向にある。犬の命を守るための施設安全基準の整備と、飼育者への防火意識向上が求められている。



