タイの人気芸人「ケーン・ラーイプラーン(迷彩ケーン)」が、違法賭博サイトの宣伝行為で再び逮捕され、裁判所から懲役4カ月の実刑判決を受けた。執行猶予は付かなかった。
サイバー犯罪捜査局(ポリス・サイバー)が捜査を主導し、ケーンの身柄を確保した。ケーンは「888」系列の違法オンライン賭博サイトのプロモーションを繰り返し行っていた疑いが持たれている。
捜査当局によると、ケーンはSNS上で賭博サイトへの誘導を行い、「月収数十万バーツの収入が得られる」と謳って利用者を集めていた。こうした手口はタイ国内で社会問題化しているオンライン賭博被害の温床となっている。
今回の判決で裁判所が執行猶予を認めなかった背景には、ケーンが過去にも同様の違法賭博宣伝で摘発された「再犯」である点が重くみられたとされる。タイでは著名人やインフルエンサーが高額報酬で違法サイトの広告塔を務めるケースが後を絶たず、当局は取り締まりを強化している。
タイ政府は詐欺対策を「国家課題」に格上げするなど、オンライン犯罪への包囲網を狭めている。有名人であっても再犯には実刑を科す今回の判決は、違法賭博の宣伝に関わるインフルエンサーへの警告となりそうである。
タイでは芸能人・スポーツ選手などの有名人がSNSでギャンブルサイトを宣伝する事案が相次いでいる。サイバー警察は繰り返す違反者に対して厳格な処罰を行う方針で、今回の不執行猶予付き実刑はその姿勢を明確に示した。
今後の政策対応と国際情勢の動向が引き続き重要な鍵となる。
2026年下半期もタイ政府が継続的に状況を注視し、必要な政策を実施していく方針だ。
現場の声とデータに基づいた対応が求められている。