ラチャブリー県カオディン警察署は4月9日、1歳の男児を殴打して死亡させたとして義父の男(38)を刑法288条(故意殺人)の容疑で取り調べたと発表した。男児の実母(30)も共犯として同容疑で調べを受けている。
事件は4月6日に発生した。男は、泣き止まない男児に腹を立て頭部を複数回殴打。男児は意識を失い、口と鼻から出血した。男は電気漁具を使って男児に電気ショックを与え蘇生を試みたが、男児はそのまま病院に搬送された後に死亡が確認された。
捜査の結果、男児の身体には背中や臀部を中心に複数の打撲痕とたばこの火を押しつけた跡が確認された。これらの虐待は少なくとも2か月以上にわたって繰り返されていたとみられる。死因は硬い物体による頭部への衝撃が脳に影響を及ぼしたことによるものと判明した。
実母は過去の暴行を目撃していたにもかかわらず制止せず、致命的な暴行が行われた現場にも居合わせていた。取り調べ時には薬物の影響下にあったとされ、薬物関連の容疑も追加されている。また、実母は男児の遺体の引き取りを拒否したという。
事件の知らせを受けた近隣住民が2人に私刑を加えようと集まる騒ぎとなり、警察が介入して事態を収拾した。故意殺人の罪は死刑、終身刑、または15年から20年の懲役刑が科される可能性がある。
