パタヤ警察は4月9日、外国人で構成された詐欺グループの行方を追っていることを明らかにした。同グループは一晩のうちに2件の強盗事件を起こし、いずれも同一の手口で観光客から多額の現金と貴重品を奪い去っている。
最初の事件は午前1時ごろに発生した。犯行グループはまず観光客に親しげに近づき、友人のように振る舞って警戒心を解いた。その後、言葉巧みに相手の財布の中身を見せるよう仕向け、隙を突いて現金や貴重品を持ち去るという周到な手口である。
同じ夜にもう1件、まったく同じ手口による被害が報告された。被害者はいずれも外国人観光客で、被害総額は数万バーツに上るとみられる。一晩に同一手口で2件という頻度は、グループが計画的かつ組織的に犯行を重ねている実態を示している。
パタヤは世界中から観光客が集まるリゾート地であり、繁華街では夜間に見知らぬ人から声をかけられる場面も珍しくない。犯行グループはこうした土地柄を巧みに利用し、フレンドリーな態度で接近することで被害者の油断を誘っていた。
ソンクラーン連休を控えた時期は観光客が増え、犯罪者にとっても格好の「稼ぎ時」となる。パタヤを訪れる際は、見知らぬ人物に財布や現金を見せないことが鉄則である。カンボジア国境では大規模な詐欺拠点が摘発されるなど、東南アジアでは観光客を標的にした組織犯罪が後を絶たず、旅行者の自衛意識が一層求められている。
