ペッチャブーン県ムアン郡ナーパー地区の学校前で、深夜に上半身裸の子どもが看板の柱に立っているとの目撃情報がSNSで拡散され、住民のあいだに恐怖が広がった。
発端となったのは、ある住民が午前2時ごろにバイクで学校前を通過した際に撮影した動画である。映像には、看板脇の柱の上に座る上半身裸の少年の姿が映っており、撮影者は思わず声を上げて驚いている。引き返して確認しようとしたところ、すでに姿は消えていた。
動画がSNSに投稿されると「同じような姿を見た」との証言が複数寄せられ、住民のあいだでは「学校の幽霊ではないか」との噂が瞬く間に広がった。深夜の時間帯に子どもがそのような場所にいるはずがない、という先入観が恐怖に拍車をかけた。
記者が現地を取材したところ、問題の柱はバーンパークナーム学校の看板の両脇に設置されたもので、子どもが立ったり座ったりできる十分な幅があることが判明した。さらに聞き込みを進めた結果、柱の上にいたのは学校の隣に祖母と暮らす13歳の少年であることが分かった。
少年は取材に対し、自分が柱に登っていたことを認めた。深夜0時から午前2時ごろにかけて上半身裸で柱の上に立ち、通りかかるバイクに向かって「助けてー」と叫んでいたという。いたずら心からの行動で、驚いて猛スピードで走り去るライダーの反応を楽しんでいたと話している。幽霊騒動の真相はあっけないものだったが、住民たちはひとまず胸をなで下ろした。