タイ南部パッタルン県パーボーン郡で9日夜、出所からわずか2日の男が妻の交際相手を射殺する事件が発生した。服役中に妻が別の男性を自宅に迎え入れていたことが引き金となり、三角関係のもつれが最悪の結末を迎えた。
事件が起きたのはノーントン地区の民家である。パーボーン警察署のウィロート・プラープリー巡査長が通報を受けて現場に急行したところ、すでに救急隊が負傷者を搬送した後だった。被害者のソムチャートさん(36)は胸部に1発の銃弾を受け、パーボーン病院に搬送されたが間もなく死亡が確認された。
加害者のアーロム容疑者(34)は自宅の所有者で、犯行に使用した口径.38の拳銃とともに現場で警察に自ら出頭した。玄関先には刃物1本が落ちており、証拠品として押収されている。
警察の初動捜査によると、アーロム容疑者は妻のカーンさん(41)と自宅にいた際に事件が発生した。容疑者は服役中に妻が交際相手を家に連れ込んでいた事実を知り、出所直後に鉢合わせとなったとみられる。容疑者は「正当防衛だった」と主張しているが、現場の状況や凶器の種類から、警察は慎重に供述の裏付けを進めている。
出所からたった2日での凶行は地元に衝撃を与えた。パッタルン県では近年、家庭内の銃犯罪が散発的に報告されており、銃器管理のあり方があらためて問われることになりそうである。