パタヤ市内のバーで、外国人の男がサルに酒を飲ませ電子タバコを吸わせる様子を撮影した動画がSNSで拡散し、タイ国内で強い批判を浴びている。動画には男がサルの首をつかんで振り回したり、ショートパンツのポケットに押し込もうとする場面も映っており、動物虐待だとして通報を求める声が相次いでいる。
問題のサルはブタオザルで、タイでは保護対象の野生動物に指定されている。飼育には当局の許可証が必要であり、許可なく所持すること自体が野生動物保護法に抵触する可能性がある。タイ動物虐待防止協会の代表は、映像に映った行為は明確な動物虐待にあたると指摘した。
動画が広まったきっかけは、バーの外で外国人同士が口論する様子を撮影した別の映像である。その中で男の一人がサルを抱えている姿が映り込んでおり、視聴者の関心を集めた。その後、同じ男がジョムティエン地区でもサルを連れ歩いている姿が目撃されている。
ネット上では「なぜ警察が動かないのか」「すぐにサルを保護すべきだ」といった声が殺到している。しかし記事公開時点では、地元警察および関係当局はまだ具体的な対応をとっていないとされる。
タイでは近年、外国人観光客による動物虐待がたびたび問題となっている。パタヤは歓楽街として知られる一方、野生動物の違法取引や不適切な扱いが報告されるケースも少なくない。今回の件が当局の迅速な対応につながるかどうか、注目が集まっている。