2026年4月9日午前3時36分ごろ、タイ中部チョンブリー県パタヤ市内にある高級カラオケ店(KTV)に対し、地方警察第2管区の捜査部隊が強制捜索に踏み切った。薬物使用の情報提供を受けた捜査当局が、いわゆる「5つ星」を冠する豪華店舗の実態解明に乗り出した格好である。
捜索を指揮したのは地方警察第2管区捜査部長のキアティサック警察中将で、パタヤ警察署のアネック署長ら複数の捜査員とともに店舗に踏み込んだ。当局は店内にいた中国人観光客と従業員の計34人を一斉に拘束し、全員に尿検査を実施した。
現場となったKTVは外国人富裕層をターゲットにした高級業態で、パタヤの歓楽街でも突出した豪華さで知られていたとされる。捜査当局は以前から同店に関する薬物使用の通報を受けており、今回の摘発に至った。
パタヤでは近年、中国人観光客の急増に伴い、中国語圏の利用者を主な顧客とする娯楽施設が増加している。先日も中国カジノ組織の首謀者がパタヤで逮捕される事件が発生しており、歓楽街での違法行為に対する当局の警戒が強まっている。
尿検査の結果や薬物の押収状況など、捜査の詳細については当局からの追加発表が待たれる。タイでは薬物関連の犯罪に厳しい罰則が科されており、陽性反応が出た場合は外国人であっても刑事手続きの対象となる。