パタヤ市内のペッタラクン通りで4月9日の午前1時頃、外国人の男2人が21歳の中国人女性観光客から金の指輪と現金を奪い取る事件が発生した。女性は交際相手の男性とともに被害直後にパタヤ市警察署に出頭して被害届を提出した。
男たちの手口は巧妙だった。女性に「紙幣を見せてほしい、確認したい」と声をかけ、所持金を確認するふりをした。女性が財布を取り出して紙幣を見せた瞬間、男たちは現金と女性の指にはめていた金の指輪を掴んで奪い、その場から逃走した。
「お金の確認」を口実に近づく手口はタイの観光地で繰り返し報告されているスキミング型の置き引き・強奪の変形で、観光客の警戒心を下げることに利用される。夜中の1時という時間帯と、複数名での犯行という点から、組織的な犯行グループの関与が疑われる。
パタヤはタイを代表する国際的な観光地で、年間を通じて多くの中国人・ロシア人・欧米人観光客が訪れる。同時に外国人を狙った犯罪も多く、ひったくり・詐欺・薬物がらみのトラブルが繰り返し報告されている。特に深夜帯は犯罪リスクが高く、パタヤ警察は主要繁華街での夜間パトロールを強化しているが、完全な防止は難しい状況にある。
中国人観光客はタイに多数訪れており、言語の壁もあって犯罪被害に遭いやすい面がある。「知らない人に声をかけられてもお金を見せない」という基本的な防犯行動が改めて重要となっている。
