シーハサック外相はオマーンへの訪問を準備しており、ホルムズ海峡で攻撃を受けたタイ人船員への対応に協力した同国に謝意を伝える。同時に、海峡で足止めされている船舶の通過について支援を要請する方針である。
貨物船マユリー・ナリー号のタイ人乗組員3人の死亡については、船主と労働省が遺族への補償手続きを開始した。前回の報道で4月8日に公式確認されていたが、今回の外相発言により補償と外交の両面で具体的な動きが始まったことが明らかになった。
ホルムズ海峡ではイランによる石油タンカーの通航制限が断続的に続いており、複数の船舶が滞留を余儀なくされている。タイ向けの原油輸送にも遅延が生じており、国内の燃料価格高騰が長期化する一因となっている。
一方、米国とイランの間で2週間の停戦合意が報じられたことを受け、タイ政府は歓迎の意を表明した。シーハサック外相は中東地域の紛争と暴力が周辺国に甚大な被害をもたらしていると指摘し、イスラエルに国際規範の尊重と恒久的な平和に向けた真剣な対話を求めた。
外相のオマーン訪問が実現すれば、滞留船舶の通航回復に向けた具体的な外交交渉が本格化する。停戦合意の持続性とあわせて、タイの石油供給正常化への道筋が注視される。


