ソンクラーン連休を翌日に控えた4月9日夕方、チャチューンサオ県でバイクに乗った27歳のミャンマー人男性が後方から突っ込んできたピックアップトラックに追突され死亡した。男性はこの日が連休前の最終勤務日で、退勤後に家族や同僚とソンクラーンの旅行に出かける予定だったという。
事故は午後5時ごろ、ムアン・チャチューンサオ郡ナームデーン地区のワット・ナームデーン門前の路上で発生した。男性が右折のため道路中央で停車していたところ、23歳の男性が運転するピックアップトラックが後方から猛スピードで追突。男性はバイクから投げ出され、トラックの車体下に巻き込まれた。
通報を受けたプッタソートン病院の救急隊とチャチューンサオ県のレスキュー隊が現場に急行した。到着時には近隣住民がすでに男性をトヨタ製ピックアップの車体下から引き出しており、救急隊員が心肺蘇生を試みたが回復せず、その場で死亡が確認された。
現場には男性の家族や工場の同僚が駆けつけ、泣き崩れる姿が見られた。わずか数時間後には仲間と合流してソンクラーンを楽しむはずだった男性の突然の死に、周囲は深い悲しみに包まれた。
タイではソンクラーン前後に交通事故が急増する傾向があり、当局は毎年「危険な7日間」として警戒態勢を敷いている。今年もソンクラーンの安全確保へ県行政局が5機関と合同作戦を発動するなど対策が進むが、連休初日を前にして痛ましい事故が発生した形である。警察はトラック運転手から事情を聴取し、過失致死の疑いで捜査を進めている。