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【続報】バンチャック石油がスラタニー倉庫の関与を否定、全施設が検査通過と主張

経済出典:Kaohoon2026/04/03 20:00

タイの大手石油会社バンチャック・コーポレーション(BCP)は4月3日、スラタニー県で問題となっている石油倉庫への関与を全面否定した。同社のスラタニー県内3施設はいずれもDSIの検査を通過し、在庫記録にも不正はないと主張している。

DSIは4月2日、スラタニー県内の大規模石油倉庫6か所を一斉検査した。燃料貿易法に基づく大規模事業者が対象で、3月の在庫が200万リットルに達しているにもかかわらず販売量が数十万リットルにとどまるなど、備蓄の不審な増加が確認された。

この検査の背景には、先に報じたスラタニー向け燃料5,700万リットルの消失事件がある。96回のタンカー輸送で計2億1,700万リットルの燃料が出荷されたが、目的地に届いたのは1億6,000万リットルで、約5,700万リットルが行方不明となっている。

これを受けてBCPは声明を発表し、「問題となっている倉庫とは一切関係ない」と明確に否定した。同社はスラタニー県に自社倉庫2か所と賃借倉庫1か所を運営しているが、いずれもDSI、エネルギー省、港湾局の検査を通過済みで「不正は検出されなかった」としている。

BCP側は在庫記録がエネルギー省への報告内容と一致していることを根拠に挙げ、「正確性と基準を遵守した事業運営を行っている」と強調した。

アヌティン首相はDSIに対し、この件を特別事件として拡大捜査するよう指示している。燃料危機のさなかに「国民に負担をかける行為だ」と強い姿勢を示した。大手石油会社が相次いで関与を否定するなか、5,700万リットルの燃料がどこへ消えたのかという核心的な疑問は依然として未解明のままだ。