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iCon Group事件のサマート元議員に保釈許可、資産100万バーツで釈放

事件出典:khaosod2026/04/03 20:00

タイ最大級のマルチ商法詐欺として社会問題となった「ディ・アイコン・グループ」事件で、元国会議員のサマート・ジェンチャイジットワニット被告に保釈が認められた。資産100万バーツ(約497万円)を提出し、4月3日夜に釈放される見通し。

4月3日、バンコクのラチャダーピセーク通りにある刑事裁判所で、サマート被告の保釈請求に関する審理が行われた。事件番号は2025年のフ.6号で、特別事件検察官が起訴している。

サマート被告は元パラン・プラチャーラット党の副報道官で、「タイ反マルチ商法連盟」の元会長という肩書も持つ。その肩書とは裏腹に、ディ・アイコン・グループのマネーロンダリングに関与した疑いで逮捕された。

共同被告にはサマート被告の母親ウィラワン氏、同社のCEOであるワラットポン氏(通称ボスポール)、そして法人としてのディ・アイコン・グループ社の計4者が名を連ねる。起訴内容は共謀によるマネーロンダリングで、金額は250万バーツ(約1,243万円)とされる。

裁判所は今回、資産100万バーツ(約497万円)の保証で保釈を許可した。サマート被告は同日夜に釈放される見通しだ。弁護士は「事件には当初から不自然な点がある」と述べ、裁判での争いに自信を見せた。

ディ・アイコン・グループ事件は2024年に表面化し、オンライン販売の研修や投資を名目に多数の消費者から資金を集めた大規模詐欺として、DSI(特別捜査局)が19人を5つの罪状で起訴している。被害の全容はいまだ明らかになっていない。

「反マルチ商法」を掲げていた人物がマルチ商法の共犯として起訴されるという皮肉な構図が、タイ社会で大きな注目を集めている事件だ。