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パンガン島で外国人3人のビザ取消しへ、宗教旗や集会呼びかけが「治安に影響」

パンガン島で外国人3人のビザ取消しへ、宗教旗や集会呼びかけが「治安に影響」

観光出典:The Thaiger2026/04/02 10:00

スラタニー県パンガン島で、米国籍1人とイスラエル国籍2人の計3人に対しビザ取消し手続きが開始された。宗教旗の掲揚やSNSでの集会呼びかけが「治安に影響」と判断された。イスラエル人観光客の問題行為はかねてから地元で摩擦を生んでいた。

スラタニー県パンガン島で、アメリカ国籍1人とイスラエル国籍2人の計3人の外国人に対し、ビザの取消し手続きが進められている。3月31日に開かれた地区審査委員会で、3人の行為が「公共の秩序と治安に影響を与える恐れがある」と判断された。

名前が公表されたのはメナヘム・メンデル・ハラマティ(米国籍、イスラエル系)、ダビド・チャイ・シュムエル・ヴァクニン(イスラエル国籍)、イスラエル・カロリンスキー(イスラエル国籍)の3人である。委員会が問題視したのは、宗教的なシンボルの旗を掲げたこと、WhatsAppを通じて集会への参加を呼びかけたこと、隣のタオ島でのイベントへの参加を募るチラシを配布したことの3点であった。

パンガン島は月に1度のフルムーンパーティーで世界的に知られるが、近年はイスラエル人観光客の急増が摩擦を生んでいる。地元住民やSNS上では「Save Koh Phangan」と題したキャンペーンが展開され、違法建設、環境破壊、ビザ制度の悪用を訴える声が広がっていた。

タイ入国管理局によると、スラタニー県だけでイスラエル国民のビザ延長申請は2,627件に上る。短期観光ビザが2,125件、長期ビザが502件である。ツーリストビザで入国しながら無許可でレンタカー業やツアーガイド業を営む事例が確認されており、タイ人を名義人にして外国人所有規制を回避する手口も報告されている。薬物パーティーで逮捕された若者のケースもあり、最大15年の禁固刑と150万バーツの罰金が科される可能性があった。

今回のビザ取消し手続きは入国管理局第6管区を通じて進められる。タイ政府は外国人観光客の不法就労や長期滞在に対する取締りを強化する姿勢を明確にしており、在タイ外国人にとっても観光ビザでの活動範囲を逸脱すれば同様の措置を受ける可能性がある。