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タイの電気代が5月から3.95バーツ/単位に確定、現行より7サタン値上げ

タイの電気代が5月から3.95バーツ/単位に確定、現行より7サタン値上げ

経済出典:Kaohoon2026/04/01 16:00

エネルギー規制委が5〜8月の電気代を3.95バーツ/単位に確定。3案中の最安を採用。国営電力3社から90億バーツを回収して値上げ幅を抑制。200単位以下は3バーツ案も検討中。

エネルギー規制委員会(กกพ.)が5〜8月の電気料金を3.95バーツ/単位に決定した。現行の3.88バーツから7サタン(約0.35円)の値上げとなる。5月1日から適用される。

規制委は3つの料金案(3.95、4.18、4.59バーツ)を提示していた。最安の3.95バーツが選ばれたのは、EGAT(タイ発電公社)・MEA(首都圏配電公社)・PEA(地方配電公社)の3つの国営電力会社から投資余剰金(Clawback)約90億バーツを回収し、値上げ幅を抑えたためだ。

ただしEGATへの負債返済は先送りされており、次の改定期(9月以降)にさらなる値上げ圧力がかかる可能性がある。

新エネルギー相のエクナットは3.88バーツ維持の可能性を示唆していたが、最終的には7サタンの値上げとなった。ただし月間200単位以下の世帯向けに3バーツ/単位の特別料金を別途検討する方針は維持されている。実現すれば低所得層の月額電気代は600バーツ(約3,000円)以下に抑えられる。

一般的なアパート1人暮らし(月150〜200単位)の場合、月額10〜14バーツ(約50〜70円)の負担増にとどまる。ただし燃料危機でディーゼルが1週間で34%急騰し、食品・交通も軒並み値上がりしている中で、電気代の上昇は心理的な圧迫感を強める。

タイの電気料金は日本(約30円/kWh)と比べると3.95バーツ(約19.6円)と安いが、現地の所得水準を考えると家計への影響は小さくない。