アヌティン首相が4月1日、自身のSNSアカウントで国内5大ガソリンスタンドチェーンの営業状況をリアルタイムに発信した。どのブランドのスタンドが閉まっているか、どこに在庫があるかを国民に直接伝える異例の対応だ。
燃料危機でスタンドの臨時閉鎖や品切れが相次ぐ中、国民は「どこに行けば給油できるのか」という情報を切実に求めている。省庁の公式発表は遅く、SNSでは不正確な情報も飛び交っていた。首相自らが最新情報を発信することで、パニックの抑制と信頼回復を狙う。
投稿ではPTT、Bangchak、Shell、ESSO(Bangchak傘下)、PTの各ブランドについて閉鎖中の店舗数や供給状況が報告された。PTの品切れ店舗が最も多いとされ、運送会社オーナーのPTボイコット宣言の背景を裏付ける形にもなった。
ディーゼルは1週間で32.94バーツから44.24バーツへ34%急騰しており、国民の怒りと不安は頂点に達している。首相は3月29日に燃料政策の失敗を公式に謝罪しており、SNSでの直接コミュニケーションは危機管理の一環だ。
ソンクラーン連休が2週間後に控えており、帰省ラッシュに備えた燃料供給の確保が急務となっている。


