3月31日夜、バンコク・プラナコーン区バンランプー地区のボーウォーンニウェート通りで、57歳の女性が運転する白色のEV車がコンビニに突っ込み、計8人が負傷した。負傷者の内訳は外国人2人とタイ人6人。麺店と三輪タクシー(トゥクトゥク)も巻き込まれている。
通報を受けたチャナソンクラーム警察署とルアムカタンユー財団のボランティアが現場に駆けつけ、けが人を近隣の病院に搬送した。
防犯カメラに残っていた映像が、なかなか気になる動きをしている。EV車はコンビニに突っ込む直前、近くのロータリーを2周していた。その後、急加速して直進、まず麺店を突き抜け、その勢いのままコンビニに激突したという。ロータリーを2周してから加速、というのは普通の運転ミスとは少し違う雰囲気がある。慣れない車の操作で混乱したのか、体調に何かあったのか、現場の状況だけからは決め手に欠ける。
バンランプー一帯はカオサン通りの裏手に当たる旧市街で、ボーウォーンニウェート通り自体もそれほど広くない路地だ。コンビニや麺店、ゲストハウスが軒を連ねていて、夜遅くまで外国人バックパッカーやタイ人客が歩いている。負傷者に外国人が2人混じっていたのは、立地から考えると不思議ではない。
タイの自動車市場ではここ数年でEVのシェアが急に膨らんでいて、運転に慣れていないドライバーが最新のEVに乗るケースも増えている。今回の事故が車両側の問題なのか、ドライバー側の操作・体調の問題なのかは、捜査の続報を待つしかない。ロータリー2周分の映像が残っているのが、せめてもの手がかりだ。




