3月31日午後4時10分、ミャンマー側のニラパーン村付近でミャンマー軍と武装反体制派の戦闘が発生し、銃弾がタイ側に飛来した。着弾したのはターク県メーソート郡マハーワン地区のフアイマハーウォン村で、ミャンマー人労働者1人が負傷した。
ナレースワン部隊のマイトリー少将は事態を直ちに第3軍管区のワラテープ中将に報告し、煙幕弾4発の警告射撃の許可を得て即座に発射した。
ナレースワン部隊は「交戦規定(ROE)を厳格に遵守しており、状況を引き続き注視する」と声明を出した。警告射撃は煙幕弾であり、実弾ではない。ミャンマー側に対し、タイ領域への着弾を許容しないという明確なメッセージだ。
メーソートはミャンマーとの国境に位置するターク県の都市で、ミャンマー国内の内戦激化に伴い越境射撃事案が繰り返し発生している。タイ・カンボジア国境でも衝突が続いており、タイは東西の国境で同時に安全保障上の課題に直面している。
メーソート地域に在住・渡航中の日本人は、国境付近での突発的な銃撃に巻き込まれるリスクがあるため、外務省の安全情報を確認することが推奨される。

