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タイがイランと合意、石油タンカーにホルムズ海峡の「通行証」を確保、エネルギー供給を守る外交成果

タイがイランと合意、石油タンカーにホルムズ海峡の「通行証」を確保、エネルギー供給を守る外交成果

経済出典:Kaohoon2026/03/28 17:00

アヌティン首相がイランと合意し、タイの石油タンカーにホルムズ海峡の安全通行を保証する「通行証」を取得。エネルギー供給の確保に向けた外交成果。

アヌティン首相がタイとイランの間で、タイの石油タンカーがホルムズ海峡を安全に通過できる合意を取り付けたことを明らかにした。中東の軍事衝突が激化し海峡の航行リスクが高まるなか、タイのエネルギー供給を確保する重要な外交成果だ。

海外メディアの報道によると、この合意によりタイの石油運搬船はイランからの「通行証」を得た形となり、ホルムズ海峡を安全に通過できる保証を獲得した。イランが中国COSCOの船舶を拿捕し、タイ船「マユリー・ナーリー」が座礁するなか、タイ政府が直接イランと交渉して通行権を確保したことは大きい。

首相は「これによりタイのエネルギー供給が途切れることはない」と述べ、原油の調達ルートが確保されたことへの自信を示した。タイは石油の大部分を中東からの輸入に頼っており、ホルムズ海峡の封鎖は燃料供給の生命線を断つことを意味していた。

ただし「通行証」が具体的にどのような法的・実務的な保証を伴うかは不明だ。イランが友好国の中国COSCO船すら拿捕した前例があるだけに、合意の実効性は今後の実績で証明される必要がある。

タイの燃料価格への影響はプラス材料だ。供給ルートの安全が確保されれば、原油の調達コストに含まれるリスクプレミアム(戦争割増)が低下し、国内価格にも反映される可能性がある。首相が国民に謝罪した燃料混乱の収束に向けた、具体的な一歩といえる。