ピパット副首相が、中東紛争が終結しなければディーゼル価格が50バーツ/Lに達する可能性があると警告した。現在の38.94バーツからさらに11バーツ上がる計算だ。
ピパット氏はまた、深夜の値上げ発表を今後やめると表明した。6バーツの一斉値上げが「深夜にこっそり」行われたことへの批判を受けた対応だ。「ツアー(SNSの炎上)になるから」と率直に認めた。
50バーツという数字は衝撃的だ。現在のガソホール95(41.05バーツ)より約9バーツ高い水準で、物流コストは壊滅的な打撃を受ける。10輪トラック連盟は既に10%の運送料値上げを決めたが、50バーツになればさらなる値上げは不可避だ。
エネルギー省が先日「70バーツにならない保証はできない」と発言したのに続き、政府内部からも「50バーツ」という具体的な数字が出てきた。4月6日のトランプ期限(イランへの攻撃延期)が鍵を握る。
深夜の値上げ発表をやめるという表明は消費者にとって小さな前進だが、問題の本質は価格そのものであり、発表のタイミングではない。