チェンマイ選出の国民党(ปชน.)パッタラポン議員が、アヌティン首相に対しタイ北部上部地域にPM2.5の「災害地域宣言(ประกาศเขตภัยพิบัติ)」を緊急に出すよう求めた。
「国民の呼吸そのものが脅かされている」とパッタラポン氏は訴えた。チェンマイは世界最悪の大気汚染都市1位に浮上しており、PM2.5が860μg/m³を記録した地域もある。
災害宣言が出されれば、政府は緊急予算を投入して大規模な消火活動や住民の避難支援を行えるようになる。現状では通常の行政予算の枠内で対応しており、ヘリコプターの燃料すら十分に確保できていない。
災害宣言には政治的な判断が伴う。宣言を出せば政府の危機管理能力が問われ、観光への悪影響も懸念される。しかしPM2.5が800μg/m³を超える状況は明らかに「災害」であり、宣言を出さない理由を説明するのは困難だ。
チェンマイを訪問予定の旅行者にとって、災害宣言が出るかどうかは渡航判断に直結する。現時点で3月後半〜4月前半の北部訪問は推奨できない。