バンコクエアウェイズが4月1日から国内線の運賃を15〜20%引き上げる。対象はバンコク発のサムイ島、プーケット、チェンマイ路線で、燃料価格の急騰を受けた措置だ。国際線でも燃油サーチャージが追加される。
国際線のサーチャージ対象はバンコク発のモルディブ、香港、シンガポール路線で、1人あたり1回の搭乗につき50〜60ドル(約1,600〜1,900バーツ)が上乗せされる。同社のプッティポン・プラサットーンオーソットCEOは「燃料高がこのまま2〜3か月続けば、再度の価格見直しが必要になる可能性がある」と述べた。
バンコクエアウェイズはサムイ島へ就航する唯一の航空会社であり、競合がいないため値上げが旅行者に与える影響は大きい。サムイ島は日本人にも人気のリゾートで、ホテル代や飲食費に加えて航空運賃まで上がれば、旅行コストは一段と膨らむことになる。プーケットやチェンマイについてはLCCを含む他社便があるため、乗客は比較検討できるが、サムイ路線は事実上の独占状態だ。
同社は今回の値上げについて、タイ民間航空庁が定める運賃の上限枠内であることを強調している。しかし中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高止まりが続くなか、航空業界全体で追加の運賃改定が広がる可能性も否定できない。
タイ旅行を計画している場合は、4月以降の航空券を早めに確保しておくのが得策だろう。特にサムイ島への渡航は、値上げ前のチケット購入が旅費節約の鍵となる。