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タイ33県がPM2.5で汚染、GISTDA衛星がホットスポット2,000超を観測

3月26日時点でタイ国内33県がPM2.5の基準値を超過した。GISTDAの衛星観測ではホットスポットが2,000地点を超え、北部を中心に大気汚染が広域化している。

タイの大気汚染は北部のチェンマイだけの問題ではない。3月26日時点で33県がPM2.5の基準値を超え、国土の広い範囲が有害な大気に覆われている。最も深刻なのはラムプーン県リー郡で、チェンダオ郡の860μg/m³に匹敵する水準が報告された。

タイの宇宙技術開発機関(GISTDA)の衛星観測によると、国内のホットスポット(高温異常点=火災発生箇所)は2,000地点を超えた。北部地域に集中しているが、東北部や中部にも広がりを見せている。ホットスポットの急増は、農地の焼き畑と森林火災が同時に起きていることを示す。

北部では連日の森林火災で煙が滞留し、盆地状の地形が大気汚染を悪化させている。チェンマイ、チェンライ、ラムプーン、ランパーン、プレーなどの県は特に深刻だ。視界不良が交通に影響を与え、住民は目の痛みや呼吸器症状を訴えている。

今年は燃料危機が山火事対策にも影響を及ぼしている。消火用のヘリコプターや車両の燃料確保が難しくなり、火災への対応が遅れがちだ。また、農家が焼き畑を行う経済的な動機も依然として根強い。

タイ北部への渡航を検討している場合、3月から4月にかけてはPM2.5の状況を毎日確認すべきだ。IQAir(iqair.com)やタイ公害管理局のリアルタイムデータで、訪問先のAQIを事前にチェックできる。N95マスクは現地の薬局やコンビニでも入手可能だ。