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タイのディーゼルが33バーツに到達 石油基金の限界で価格維持が崩壊

ディーゼルが33バーツに到達し政府の価格維持約束が崩壊。石油基金の赤字2.8兆バーツで補助金の限界に。

タイのディーゼル小売価格が1リットル33バーツに引き上げられた。石油基金委員会(กบน.)が事前に「33バーツまで上げる必要がある」と表明していた水準に到達した。

石油基金の赤字は2.8兆バーツに膨張しており、これ以上の補助金投入は財政的に困難だ。政府が「価格を維持する」と約束してきたディーゼルが、ついにその約束を守れなくなった。

ディーゼル33バーツは、イラン戦争開戦前の約27バーツから約22%の上昇だ。トラック・バス・農業機械・漁船のほぼすべてがディーゼルで動くタイでは、この値上げは輸送コスト、食品価格、公共料金のすべてに波及する。

日本の軽油(ディーゼル)は約155円/リットル(約46バーツ)で、タイの33バーツよりまだ高い。しかしタイの最低賃金(日給400バーツ)で換算すると、33バーツのディーゼルは日本の感覚で1リットル500円以上に相当する負担感だ。

船舶業界は3月30日の全国停船を通告しており、ディーゼル33バーツはその決断を後押しする形となった。「33バーツは通過点に過ぎない」との見方もあり、原油175ドルシナリオではさらなる上昇が避けられない。