タイの電気代のさらなる上昇が確定的となった。中東戦争の影響でLNG(液化天然ガス)の世界価格が急騰しており、タイの発電コストに直撃している。
タイの発電はLNGに約6割を依存している。ホルムズ海峡の緊張でLNGの調達コストが上がり、発電コストが上昇。電気料金に転嫁せざるを得ない状況だ。
ERCは5〜8月の電気代を最高4.59バーツ/単位に引き上げる選択肢を示していたが、LNG価格の高騰で「4.59バーツでも足りない」可能性が出てきた。
在タイ日本人にとって電気代は大きな出費だ。暑季にエアコンをフル稼働させると月3,000〜5,000バーツ(約10,000〜17,000円)の電気代がかかる。さらに値上げされれば家計への打撃は大きい。
日本の電気代は2023年に政府補助で抑えられていたが、補助終了後に上昇した。タイも同様の構図で、石油基金と同じく「いつまで補助金で持たせられるか」が問われている。
燃料高→電気代上昇→エアコン代増→猛暑と重なるトリプルパンチが、暑季の在タイ生活者を待ち受けている。