燃料危機でプラスチック原料の石油化学製品が高騰し、PET(ペットボトル)の買取価格が上昇している。リサイクル業者や古物商の店が賑わいを見せている。
石油価格の上昇はプラスチックの原材料価格に直結する。新品のプラスチック原料が高くなるほど、リサイクル素材の価値が相対的に上がる。ペットボトルの買取価格はキロあたり数バーツ上昇した。
タイでは「サラーン・コンカオ」(ร้านของเก่า、古物商)がコミュニティに根付いている。住民が空き缶、ペットボトル、段ボールを集めて持ち込み、現金と交換する。高齢者や低所得者にとっては重要な副収入源だ。
日本ではペットボトルは自治体の回収で処理されるが、タイでは民間の古物商ネットワークが回収を担っている。このインフォーマルなリサイクル経済が、燃料危機で活性化している。
燃料危機は社会に多くの痛みをもたらしているが、リサイクル業界にとっては「特需」だ。チャイナート県の寺院がゴミから燃料を精製する取り組みと合わせ、危機が循環型経済を後押しする皮肉な構図だ。



