タイとカンボジアの国境に位置する築1000年の寺院が、両国間の紛争で被害を受けた。Khaosod Englishが報じた。
タイ・カンボジア国境では領土問題が長年にわたって燻っており、特に遺跡周辺の領有権をめぐる緊張がある。2008〜2011年にはプレアヴィヒア寺院の領有権で軍事衝突も発生した。
今回被害を受けた寺院の詳細は調査中だが、クメール時代(9〜15世紀)に建てられた石造寺院で、ユネスコ世界遺産には登録されていないものの歴史的価値は高い。
日本でも沖縄の首里城が火災で被害を受けた際に衝撃が走ったが、戦争や紛争による歴史的建造物の破壊はより深刻だ。シリアのパルミラ遺跡やイラクのモスル旧市街が紛争で破壊された例がある。
タイ軍の情報部門は「カンボジア軍がプラサートタークワイ周辺に接近している」と報告しているが、「まだ懸念するレベルではない」としている。燃料危機に加え、隣国との国境問題もタイの安全保障課題となっている。