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フィリピンが1年間のエネルギー緊急事態を宣言 石油備蓄45日分で100万バレル追加購入へ

経済出典:Thairath2026/03/24 21:00

マルコスJr.大統領が3月24日に宣言。石油備蓄は45日分にとどまり、100万バレルの追加購入を進める。労働者は燃料高騰に抗議し2日間のストを計画。

フィリピンのマルコスJr.大統領は3月24日、1年間のエネルギー緊急事態を宣言した。中東情勢の悪化による原油価格の高騰を受け、国のエネルギー安全保障を確保するための措置だ。

宣言に伴い、燃料・食料・医薬品・農産物などの必需品の流通と配分を監督するタスクフォースが設置された。政府には燃料の直接購入権限と、緊急時の契約前払い権限が付与される。フィリピン財務省と中央銀行は、エネルギー価格の変動が為替レートや海外送金に与える影響を共同で監視する態勢に入った。

フィリピンの現在の石油備蓄は消費量ベースで約45日分にとどまる。政府は国際市場から100万バレルの追加購入を進めているが、中東情勢の先行き不透明さから、次の調達がどの程度確保できるかは不明だ。

こうした政府の対応に対し、労働団体や運輸労働者からは不満の声が上がっている。燃料価格の上昇を政府の失策と批判し、木曜日から2日間のストライキを計画している。市民生活への影響がさらに広がる可能性がある。

東南アジアではタイも同様の燃料不足に直面しており、ガソリンスタンドでの給油制限や配給制が各地で導入されている。フィリピンの緊急事態宣言は、中東の紛争が東南アジア全体のエネルギー供給に波及していることを改めて浮き彫りにした。産油国からの供給が細る中、ASEAN各国がそれぞれの備蓄と調達力を試される局面が続く。

出典:フィリピン大統領府