タイ北部メーホンソン県で山火事のホットスポットが100カ所近くに急増した。乾季の暑さと乾燥が山火事のリスクを高めている。
メーホンソンはミャンマーとの国境に位置する山岳地帯だ。焼き畑農業と自然発火が山火事の主な原因で、毎年3〜4月が最悪の時期となる。
山火事はPM2.5(微小粒子状物質)の主要な発生源だ。チェンマイやチェンライなど北部の都市では毎年この時期にPM2.5が深刻化し、健康被害が問題となっている。2024年にはチェンマイが世界で最もPM2.5が高い都市となる日もあった。
在タイ日本人で北部に住んでいる人や旅行を計画している人は、IQAir等の大気質アプリで最新の数値を確認することが推奨される。PM2.5が100μg/m³を超える日は外出を控え、N95マスクの着用が望ましい。
日本でも中国からの越境PM2.5が問題になるが、タイ北部のPM2.5は「自国発」が中心だ。焼き畑の禁止と代替農業の推進が根本的な解決策だが、山岳少数民族の生計に関わるため対策は進んでいない。