チョンブリー県シーラチャーとシーチャン島を結ぶフェリーの運航会社が、旅客運賃を1回60バーツ(約250円)に据え置くことを決めた。ディーゼル価格の高騰と燃料供給の逼迫が続く中、当面は値上げを見送る判断だ。
シーチャン島はバンコクから車で約2時間のシーラチャー港からフェリーで約40分の距離にある。週末を中心にタイ人の日帰り観光地として人気があり、外国人旅行者も訪れる。しかし燃料危機の影響で観光客の足が遠のいており、利用者数が減少している。
フェリー運航会社は、ディーゼル価格がさらに上昇した場合は運賃の改定について共同で協議する可能性があると警告している。現在の60バーツという運賃は、燃料コストの上昇分を運航会社が吸収している形だ。燃料の安定供給が見通せない中、いつまで据え置きを維持できるかは不透明だ。
タイの離島へのフェリー運航は、燃料危機の影響を特に受けやすい分野だ。ディーゼル燃料に依存する船舶は、給油制限の影響を直接受ける。サムイ島やパンガン島など南部の人気リゾート島でも、同様の運賃圧力が報告されている。4月のソンクラン連休を前に、離島観光の足が確保できるかは旅行者にとって気がかりな点だろう。