チャチェンサオ県バーンナムプリヤオ警察署の押収車両保管場(敷地内ランプレイアウト)で2026年5月11日午後2時30分、火災が発生した。タイ自動車火災鎮火のために近隣自治体消防車も動員し、20分以上水をかけ続けてようやく鎮圧した。保管場内の車両・廃車10台以上が全焼または損傷し、周辺に駐車していた一般車両2〜3台も熱による被害を受けた。
火災発生時、保管場の担当スタッフは全員昼食休憩に出ており、現場に誰もいなかった。近隣住民からの通報で発覚し、消防が到着した時点ですでに炎が広がっていた。スタッフの一人は「外出後に電話で知り急いで戻った。燃え上がっていてどうしようもなかった」と語った。
警察が押収した車両の保管場は、証拠品として法的に保全義務がある物件が集中する場所だ。今回の火災によって焼損した車両の中に、現在進行中の事件の物的証拠が含まれているかどうかは調査中で、証拠隠滅の可能性も含めた原因究明が行われる予定だ。
タイでは警察保管場での火災事故は珍しくなく、過去にも押収品の管理ずさんさが問題になったケースがある。日本では押収品の保管は厳格なプロトコルのもとで管理されるが、タイでは地方警察署の保管設備・管理基準にばらつきがある。燃料タンクを持つ車両が密集する保管場では防火設備の整備が課題だ。
今回の火災の出火原因は消防調査官と警察科学捜査班が共同で調べている。放火・電気系統の老朽化による自然発火・廃車からの燃料漏れなど複数の可能性が検討される。チャチェンサオ県はバンコクから車で約1時間の距離にある工業地帯・農業地帯の混在する県だ。