タイ・バンコクの主要幹線道路プララム2通り沿いのガソリンスタンドで5月6日朝、給油中の車両から出火し燃料ポンプに延焼する事故が発生した。バンボン消防救助隊が現場に急行して泡消火剤と水で約20分間にわたって消火活動を行い、火を制圧した。幸いにも負傷者は確認されていない。
通報があったのは午前7時14分で、ホットライン199に「ガソリンスタンド内の車両火災」の連絡が入った。発生場所はバンコク・バンクンティアン区センダム区のプララム2通り、94番ソイと96番ソイの間にあるガソリンスタンドの給油エリアである。バンクンティアン区はバンコク南西部の住宅地と商業地が混在するエリアで、プララム2通りはバンコクから南部リゾートを結ぶ主要幹線道路である。
火災の発端は給油エリア内の1台の車両で、まず車体から強い炎と黒煙が立ち上がる状況となった。スタンド従業員が初期消火を試みたものの、炎は急速に広がり、燃料を供給する給油ポンプ(หัวจ่ายน้ำมัน)にまで延焼した。ガソリンスタンドの構造上、給油ポンプには可燃性の高い燃料が常時流通するため、火災が広がれば大規模爆発につながる危険性があり、店員レベルでの対応では抑え切れない状況に陥った。
バンボン消防救助隊が到着し、本格的な消火活動を開始した。一般の水だけでなく、ガソリン火災に有効な泡消火剤(โฟมเคมี)を併用し、燃料への酸素供給を遮断する形で延焼を食い止めた。約20分後に火勢を完全に制圧し、二次火災や爆発は回避された。
通報が早く、消防隊の到着・活動が迅速だったことで人的被害はゼロにとどまった。出火車両の運転手や周辺の従業員、給油中だった他の客もいずれも無事だった。火災原因については現時点で公表されておらず、警察と消防が車両側のトラブル(機械系・燃料系・電気系)などを含めて調査を進めている段階である。プララム2通りは早朝から渋滞が発生しやすい幹線道路で、スタンド前後の交通にも影響が及んだとみられる。