タイのバンコク首都圏で5月4日夜、雷雨を伴う激しい暴風雨が直撃し、東部ラドクラバン区の住宅団地で17棟が屋根飛散・天井崩落・構造損傷の被害を受けた。BMA防災・災害救援局(สปภ.)が5月5日に被害状況を発表、現地への視察団とドローン部隊を派遣して詳細調査と応急対応を進めている。
5月4日夜のバンコクは突発的な雷雨と強風に見舞われ、街路樹の倒壊や看板の落下が複数地点で発生した。なかでも被害が集中したのがラドクラバン区の住宅団地(หมู่บ้านจัดสรร)の一帯で、強風が住宅を直撃。屋根の鋼板が飛ばされ、天井(ฝ้าเพดาน)の石膏ボードが落下し、住宅の構造そのものが損傷を受けたケースまで含めて、計17棟が被災家屋として記録された。
通報を受けたラドクラバン消防救助隊と近隣の救援部隊が即時出動し、応急対応を進めた。屋根が大きく剥がれた家屋には雨除けの大型シートを掛けて二次被害を防ぎ、区役所(สำนักงานเขต)と連携して被災者対応のスキームを動かした。
5月5日には、BMA防災・災害救援局副局長のアヌワット・オンヌアム氏が現地を訪れた。ラドクラバン消防救助隊と防災局のドローン部隊が同行し、ドローンを使って住宅団地一帯を空撮、被害棟の屋根上の損傷状況や倒木の分布を上空から記録した。撮影データは区役所に提供され、被災者への支援金や復旧支援の優先順位付けの基礎資料として活用される。
タイ気象局は5月7日から10日にかけて全国規模で不安定な気象が継続し、強雨・強風に警戒を要すると警告を出している。今回のラドクラバン被害は警告期間入り直前のタイミングで発生しており、首都圏の住宅街でも屋根の固定や周辺の倒木リスク確認といった事前対応が必要な局面となっている。