クラビー県パーライウヤ郡の市営グラウンドで2026年4月11日深夜、鉄製スライド式門扉(重量約100kg)が倒れ、15歳の少年が死亡した。深夜に忍び込んで遊んでいた約10人のグループの中の一人が最後に扉を強く押したのが原因だった。
事件の経緯
クラビー県パーライウヤ郡議会の市長スポット・ブンヤン氏が現場を記者に案内した。4月11日深夜1時38分、スタジアム内の防犯カメラが事件を捉えていた。
10人以上の若者グループが市営アリーナ内に入り込み、フットボールをしたり、ネットを引っ張ったり、柱についている発泡スチロール製のクッションを蹴るなどしていた。最後の一人が出口に向かう際に、鉄製の引き戸を思い切り押した瞬間、扉が倒れた。
バイクに乗って仲間を待っていた被害者(15歳)が、倒れてきた鉄扉に直撃されて死亡した。扉の重量は約100kgで、金属フレームは小さな損傷があった。
防犯カメラが捉えた「その瞬間」
市長は「防犯カメラがすべてを記録していた」と説明した。映像には少年たちが到着し、遊び始め、扉が倒れる瞬間が映っていた。この映像が事故か意図的な行為かを判断する重要な証拠となった。
施設管理の問題
市長は「非常に残念な出来事だ。同様の事故が繰り返されないよう、徹底的な安全点検を行う」と約束した。スライド式鉄製扉が倒れた原因については、扉の固定状態や設置基準について詳細な調査が必要だとした。
公共施設の安全管理は地方自治体の責任で、特にスポーツ施設や公園では重量のある器具・設備の定期点検が欠かせない。今回の事故は夜間に若者が無断侵入した状況で起きたが、施設の安全性自体も問われる結果となった。
タイの公共施設での事故
タイでは公共施設や観光地での設備事故が時折発生する。管理体制の不備、老朽化した設備、利用者の不適切な行動が絡み合って起きることが多い。今回のケースは「深夜の無断侵入」という利用者側の問題と、「不安定な設備」という管理側の問題が重なった可能性がある。