チェンマイの名刹ワット・チェディールアンで4月16日夕方、樹齢226年の巨大なヤンナー(ゴムの木)の枝が突然折れ落ちた。風も嵐もない穏やかな夕暮れの出来事で、寺院は「謝罪の儀式」の準備に入っている。
折れた枝は近くの高圧電線に引っかかり、電柱が倒壊してショートを起こした。駐車中のワゴン車も破損したが、けが人はいなかった。寺院の警備員は「風は全く吹いていなかった。突然、何の前触れもなく枝が落ちた」と証言している。
この巨木はチェンマイの初代領主プラチャオ・カーウィラが市の柱(ラックムアン)の横に植えたもので、226年の歴史を持つ。ワット・チェディールアンはチェンマイ旧市街の中心にある格式の高い寺院で、15世紀に建てられた巨大な仏塔で知られる。
枝が折れた日はランナー暦で「パークピー」と呼ばれる節目の日にあたる。タイ北部では古木や神聖な樹木の異変は霊的な前兆と捉えられることがあり、「この後に何かが起きるかもしれない」という声も出ている。
寺院は木の精霊に対する「コーカマー(謝罪の儀式)」を行う予定で、エメラルド仏レプリカの落下に続き、タイ北部の寺院で不思議な出来事が重なったソンクランとなった。




