チェンマイのニンマーンヘーミン通りソイ7で2026年4月14日のソンクラン期間中、客室乗務員(CA)を夢見て懸命に努力していた青年が、酔った見知らぬ男に突然殴られ眼窩骨折の重傷を負った。4月22日に控えていたCA採用面接の直前の出来事だった。
「顔と体が夢を叶える道具だった」
パウィットさんは4月15日にFacebook(「Nhun Pawit」)で状況を報告した。「知り合いでもない人になぜこんなことができるのか。酔って意識がないなら外に出るな」と訴えた上で、こう続けた。「ボクにとって顔と体は夢を叶えるための道具だった。スチュワードになりたくて、ずっと必死に努力してきた。22日の面接に間に合うはずがない。あなたはボクの体だけでなく、仕事の機会まで奪った」
家族もこの件で深く傷ついているという。投稿後、パウィットさんのFacebookには「頑張れ」「回復を祈る」という応援コメントが殺到した。
警察は容疑者を逮捕
チェンマイ警察はパウィットさんの投稿が拡散した後、捜査を急いだ。容疑者の特定から逮捕まで比較的速いペースで手続きが進んだ。パウィットさんが被害届を提出し、容疑者には傷害罪の疑いが適用される。
2026年ソンクランで相次いだ暴力事件
今年のソンクラン期間中は例年より暴力事件の報告が目立った。ブリラム県での16歳少年が集団に刺殺された事件、パタヤでの複数の外国人トラブル、飲酒後の暴行事件など、各地で深刻なケースが続いた。
水かけという祝祭的な雰囲気と大量のアルコールが混ざり合う環境が、抑制を失った暴力を生む。「祝日だから」という空気が加害者の行動を後押しする構造は変わっていない。