プラチャチャート党のカモンサック議員がナラティワート県の自宅付近でM16ライフルで銃撃された事件で、首謀者とされる陸軍大尉ウィロート・ケートマニーが逃走中であることが判明した。事件にはISOC(国内治安作戦司令部)の公用車が使われていた。
3月20日夜、武装した犯人グループが議員の車両を銃撃し、カモンサック議員が負傷、護衛の2名が重傷を負った。逮捕された容疑者のうち、逃走車両を運転した24歳のアリジ・アブー、元海軍下士官のソムポーン(57)、車両解体業者のスントーン(62)が拘束されている。
捜査の焦点は、犯行に使われたISOC第4管区の車両にある。ウィロート大尉がこの車両を借り出し、モントリー大尉が貸し出しを許可した。モントリーに対しては懲戒手続きが進んでいる。軍の公用車が国会議員の暗殺未遂に使われた事実は、深南部の治安体制そのものへの疑問を突きつけている。
ノラティップ陸軍第4管区司令官が捜査を指揮しており、4月13日にパッターニー県シリントーン基地で記者会見を開く予定である。アヌティン首相も捜査の全容把握を指示し、進捗報告を受けている。
逃走中のウィロート大尉のほか、海軍中尉1名と元レンジャー1名も追跡中である。国会議員を標的にした組織的な銃撃に軍の車両と人員が関与していた疑いは、深南部の不安定さを改めて浮き彫りにしている。


