元交際相手への嫉妬が殺意に変わった。2026年4月12日夜、タイ東北部コンケン県ノンルア郡で、28歳の男が元交際相手のいる民家に9mm拳銃を持ち込み、31歳の男性に向けて8発を撃ち込んで殺害した。犯人は現場から逃走したが、その後自首した。
事件の経緯
被害者のチャーリー(31歳)は、村の雑貨店裏にある自宅に滞在していた。夜になって容疑者のウィナイ(28歳)が共犯者のタンヤコーン(19歳)とともに民家に押し入り、拳銃で8発を発射。チャーリーはノンルア病院に搬送されたが、傷の深さに耐えられず死亡した。
ウィナイは「元交際相手の女性とチャーリーが一緒にいた」という情報を得て犯行に及んだとされる。元交際相手が他の男性と関係を持っていることへの嫉妬が動機だった。
容疑者の自首
警察が捜査を開始すると、ウィナイは翌日、弁護士と親族を伴って自首した。「女性が誰かと交際しているという情報を得て、頭に血が上った」と供述し、犯行を認めた。
共犯者のタンヤコーン(19歳)についても、共謀・現場同行の疑いで取り調べが行われた。
タイで絶えない嫉妬による凶行
タイでは嫉妬・痴情を動機とした銃撃事件が後を絶たない。銃の規制が日本ほど厳しくなく、農村部では違法な武器の入手が比較的容易なため、感情的な衝突が即座に殺傷事件に発展するケースが多い。
タイ警察庁の統計では、毎年の銃器関連事件のうち約30〜40%が家庭内暴力や痴情がらみとされている。
法的な見通し
ウィナイには「銃器を用いた殺人」で起訴される見通しで、タイの刑法では終身刑または死刑が適用される可能性がある。ただし自首や情状酌量の余地が認められれば減刑されるケースもある。共犯者については関与の度合いに応じた量刑が検討される。