バンコク・サトーン地区のコンドミニアムで住民に迷惑行為を繰り返していた中国人男性2人が、首都圏警察の張り込み捜査により逮捕された。2人はSNS「X」で活動するインフルエンサーで、共用部で全裸になるなどの行為が住民から繰り返し苦情として寄せられていた。
警察が居室を捜索したところ、違法薬物が発見された。さらにiPadを確認した結果、大量のわいせつ動画が保存されていたことも判明している。住民からは以前より「廊下やエレベーターで裸の男性がうろついている」との通報が複数寄せられており、管理組合を通じて警察に相談が持ち込まれていた。
2人はXのフォロワーを多く抱えるアカウントを運営しており、過激なコンテンツで注目を集めていたとみられる。タイに滞在しながらSNS活動を行っていたが、住民の生活を脅かす行為が常態化していたことから、警察が本格的な捜査に乗り出した経緯がある。
逮捕容疑は公然わいせつおよび薬物所持で、今後の取り調べで余罪の有無も調べる方針である。近年、バンコクの高級コンドミニアムでは外国人居住者によるトラブルが散発しており、住民コミュニティの安全確保が課題となっている。
タイでは外国人インフルエンサーによる迷惑行為が社会問題化しつつあり、ソンクラーンの露出・痴漢への厳罰警告が出されるなど、当局の取り締まり姿勢が強まっている。今回の事件も、SNSでの注目を狙った行為が法的責任に直結した典型例といえる。