台湾出身の歌手テレサ・テンの元執事を名乗るタイ人男性が、彼女の死の直前に起きた出来事について新たな証言を行った。男性は、医療上の緊急事態が発生した際にチェンマイ市内の激しい渋滞が治療への到着を遅らせたと主張している。
テレサ・テンは1995年5月8日、休暇で滞在していたチェンマイ県内のホテルで亡くなった。中華圏で最も影響力のある歌手の一人として知られ、日本でも「つぐない」「時の流れに身をまかせ」などのヒット曲で広く親しまれた存在である。
元執事の男性によると、テレサ・テンに容体の急変が起きた当時、チェンマイ市内は交通渋滞がひどく、迅速な医療対応が困難だったという。渋滞が救命の機会を奪った可能性があるとの見方を示した。
彼女の死から30年以上が経過した今もなお、その最期をめぐる証言が新たに出てくること自体が、テレサ・テンという歌手がいかに多くの人々の記憶に刻まれているかを物語っている。
チェンマイは当時から観光都市として発展を続けており、現在も山火事や交通問題が課題となっている。元執事の証言は、30年前の悲劇に新たな一面を加えるものとなった。
