バンコク首都圏警察は9日、ビパワディーランシット通りで深夜に集団暴走行為を繰り返していたグループ9人を逮捕したと発表した。逮捕者の内訳は成人4人、未成年5人で、押収したバイクは全台が没収された。
記者会見にはポントップ・シャヤームブンソム首都圏警察本部長をはじめ、交通警察局の幹部らが出席した。当局によると、グループはビパワディーランシット通りの深夜帯を狙い、公道上で違法なバイクレースを繰り返していたという。周辺住民や一般ドライバーからの通報が相次ぎ、交通警察が特別捜査体制を敷いて摘発に至った。
成人4人に対しては保護観察1年の処分が下され、電子監視装置(EM)の装着が義務付けられた。さらに1万バーツ(約4万円)の罰金も科されている。一方、未成年5人は少年院へ送致された。使用されていたバイクはすべて証拠品として押収された。
タイでは「ウェーン」と呼ばれる暴走族が社会問題となっている。深夜の幹線道路を集団で占拠し、高速で蛇行運転やレースを行うため、一般車両との重大事故が後を絶たない。特にソンクラーン連休を控えた時期は、若者グループの暴走行為が活発化する傾向がある。
当局はソンクラーン期間の安全確保に向けて取り締まりを強化しており、今回の摘発もその一環とみられる。首都圏警察は「公道での違法レースは厳罰で臨む」と警告し、市民に対しても情報提供を呼びかけている。