ウドンターニー県ノーンウアソー郡にあるいかだ下りの観光スポット「フアイタートカー」が、燃料高騰の直撃を受けて閑散としている。
プーパーンノーイ山脈の谷間に位置するこの観光地は、例年の夏休みや連休には大勢の観光客でにぎわう場所だ。しかし4月6日の日曜日、営業中のいかだはわずか1艘。スタッフたちはやることもなく顔を見合わせていた。
朝から仕込んでおいた焼き鳥や焼き魚も買い手がつかず、40度を超える炎天下の炭火コンロの上に放置されたままだった。
地元の観光業者によると、来場者は前年比で約70%も減少している。原因は明白で、ガソリン代の高騰である。バンコクや近隣県からの日帰り客が車での移動を控えるようになり、チェンマイ・ソンクランの予約も半減するなど、全国の観光地が同じ打撃を受けている。
ディーゼルが50バーツの大台を突破して以降、地方の観光業は深刻な客離れに悩まされている。いかだ下りのような「車がないと行けない」観光地ほど影響が大きい。夏のかき入れ時に閑古鳥が鳴く異常事態に、関係者は政府に燃料価格の引き下げを訴えている。