2026年4月6日にプーケットのコーコーピア桟橋(Ko Ko Pia Pier)でスピードボートが爆発・炎上した事故の続報として、海事局プーケット支局のクリチャペット局長が衝撃的な事実を明かした。爆発したボートの旅客証明書(เรือรับจ้าง)は、事故のわずか4日前の4月2日に期限が切れていた。
失効した証明書で営業していた事実
カオソットによると、クリチャペット局長は「ボートの旅客輸送許可証(証明書)が4月2日に失効しており、4月6日の爆発時にはすでに4日間も無効な証明書で旅客を乗せていた」と確認した。
この証明書は旅客安全基準の検査をパスしたことを示す重要な書類だ。失効後の更新審査が行われれば、機関の整備状況が再確認される機会があった。それが行われないまま営業を続けたことが問題視された。
7日間の調査期限
局長は「事故の原因究明のために調査委員会を設置し、7日以内に調査結果をまとめる」と発表した。事故の主因として浮上しているのは、エンジンの整備中またはエンジン始動時に燃料漏れが起きて着火した可能性だ。
爆発はボートのエンジンルーム付近から始まったとされており、電気系統か燃料系統のいずれかに問題があったとみられる。
プーケットの旅客ボート問題
プーケットは多数の離島(ピピ島、ラン島、シミラン諸島など)へのボートツアーが主要観光コンテンツだ。旅客ボートのほとんどは民間業者が運営しており、安全基準の遵守は業者の自主性に頼る部分が大きい。定期的な整備と証明書の更新が義務付けられているが、観光繁忙期に形式的な書類のみで実態検査が甘くなるケースがある。
旅客ボートの安全対策
海事局は今後、プーケット管内のすべての旅客ボートの証明書と整備記録の緊急点検を実施することを検討しているという。観光客への直接的な被害が出た場合の業者責任と保険適用についても、法的な整理が必要な状況だ。
旅客ボートを利用する際は、乗船前に救命胴衣の確認と、ボートの認可証が見える場所に掲示されているかを確認することが推奨される。