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闘鶏2羽に600万バーツ、タイで歴史的ディールが成立

闘鶏2羽に600万バーツ、タイで歴史的ディールが成立

生活出典:khaosod2026/04/05 15:00

タイの闘鶏業界で歴史的ディール。チャンピオン級の種鶏「ブラックタイガー」と「ブラックドラゴン」の2羽に現金600万バーツ(約2,900万円)。

タイの闘鶏業界が揺れている。チャンピオン級の種鶏2羽に現金600万バーツ(約2,900万円)が支払われる歴史的ディールが成立し、全国の愛好家の間で話題沸騰中だ。

取引されたのは「ブラックタイガー」と「ブラックドラゴン」の異名を持つ2羽の雄鶏。チャイヤプーム県ムアン郡のファーム・トン111から、「シアプラーン・ペットナムチョーク」と名乗る新オーナーに引き渡された。ファーム・トン111はミャンマー系統の闘鶏を10年以上にわたり育成してきた名門で、ASEAN、中東、ヨーロッパにも顧客ネットワークを持つ。

中でも「ブラックタイガー」はその攻撃的な闘い方と遺伝力で知られ、複数のチャンピオン鶏を輩出してきた種鶏のスターである。「ブラックドラゴン」と合わせた600万バーツという取引額は、闘鶏1羽あたり300万バーツ(約1,450万円)に相当する。日本で高級和牛の種牛に数千万円が付く世界があるように、タイでは闘鶏が「動くブランド資産」として巨額の投資対象になっている。

タイの闘鶏文化は数百年の歴史を持ち、アユタヤ王朝時代から記録がある。現代でも地方を中心に根強い人気があり、種鶏の売買は一種の投資ビジネスとして確立されている。優秀な種鶏は「カネを生む鶏」と呼ばれ、その子孫が闘鶏場で勝てば価値はさらに跳ね上がる。

日本では想像しにくい世界だが、タイの闘鶏市場は合法的に運営されており、ファームの経営は畜産業として認知されている。「鶏2羽に3,000万円近い値段が付く国」というのは、タイの奥深さを象徴するエピソードである。